挿し木から育てているヤマイバラの秋から翌春にかけての様子です。
シュートの発生が遅れていた1株でしたが、ようやく元気の良いシュートが上がってきました。
左側の穂先が萎びているのは水切れだったと記憶していますが、全体として頗る強健な印象です。同じ原種であっても、すぐ横で育ててているトゲなしテリハノイバラは黒星病で下葉が落ち、チュウレンジハバチの幼虫も発生していましたが、ヤマイバラはハキリバチに一部の葉を切り取られた以外、病虫害は無かったように思います。
野生バラには贅沢なバラの家「プレミアローズ培養土」のおかげか、びっしり白根が回っていたので、このタイミングで4号ロングスリット鉢に鉢上げしました。
なお、生育が早かった2株はもう少し前に3.5号スリット鉢から4号ロングスリット鉢に鉢増しを済ませています。
生育の早かった2株は11月下旬にはスリットから根が見えるようになったので、5号ロングスリット鉢に鉢増ししました。なお、鉢増し後の写真で一緒に写っているのは、併せて鉢増ししたサクラタデとヘデラ(フラワーアレンジメントから挿し木)です。
また、遅れて鉢上げした1株もその後、5号ロングスリット鉢に鉢増ししました。
我が家の環境が原生地の山中に比べると暖かいためか、暖冬のためか、2月になっても紅葉・落葉する兆しは見られません。
既に動き始めた芽もあったのですが、比較のため1株だけごく浅く剪定した後に、葉落としを行ってみました。
3月上旬の様子です。写真が小さくて分かりにくいですが、右側の葉落とし実施株の方が新芽の動きが若干早いように見えます。
3月中旬の様子です。つやつやした新葉が展開し、株元に近い場所からもシュートが出てきました。
ネットの情報ではヤマイバラが挿し木から開花に至るまで2年程度かかるようです。トゲなしテリハノイバラと同様、今後の成長をじっくり追っていきたいと考えています。