4月に入って汗ばむような陽気の日も多くなり、我が家の庭では落葉樹の新緑が目に眩しい季節となりました。
陽光をすかせたベニシダの葉が青空に映えていました。
家の周りでカエルの声が聞こえるようになったと思ったら、ヤマザクラの枝でアマガエルが日向ぼっこしていました。
原種系チューリップ クルシアナ 'ステラータ'です。我が家では花茎が徒長してウネウネになりがちなのですが、春らしい色合いが庭を明るくしてくれます。
4月6日にはヤマザクラ・イロハモミジに続いてアオダモの展葉が始まりました。
イカリソウの背景の黄色は地面に付きそうなほど枝垂れたヤマブキの花です。
イロハモミジは新葉の展開後すぐに、赤い線香花火のような花を咲かせます。
原種系チューリップ 'リトルビューティ' は目を惹く濃ピンクの花色に加えて、花底付近の白と濃紺グラデーションが魅力的です。球根を植えて3シーズン目ですが、今年もしっかりと咲いてくれました。
東の庭、黄金シモツケとフユイチゴの株元にこぼれ種で増えたビオラ ラブラドリカ。
イロハモミジの葉裏でナミテントウのつがいを見つけました。庭を造って2年目ぐらいまでは、新芽に付くアブラムシを退治して貰うため、近所の川土手の雑草からテントウムシを捕まえて庭に放していました。作庭後4年を経て庭の生物多様性が増したのか、アブラムシが目立ち出す前にテントウムシの方から庭に来てくれるようになったようで嬉しいです。
実家から貰ってきたシャガが増え、清楚な雰囲気の景色を作ってくれるようになりました。乾いた日陰でも平気な上、地下茎でどんどん拡がっていくのですが、地下茎も根も浅いので邪魔になれば簡単に間引くことが出来ます。抜いた後の葉が何ヶ月も青々としていて腐りにくく、堆肥化しにくいのが難点と言えば難点かも知れません。
手前の桃色花は黄金葉品種のアジュガ 'ゴールドライム'、奥の紫色花はアジュガ レプタンスです。
八重咲きのヤマブキは昨シーズンまで地植えにしていたのですが、枝葉が拡がって周りの宿根草が圧迫されるので、2月に鉢上げしました。小低木とは言え我が家には地植えするスペースがもう見当たらないし、自由に移動できるメリットもあるので当面は鉢管理を続けようと思います。
黄花の原種系チューリップ 'ホンキートンク' は'リトルビューティ'と同様に3シーズン目も沢山咲いてくれた丈夫な原種系チューリップで遅咲きの割には花持ちも良く頼りになります。
原種系チューリップといえば、白い花弁に青い花底の'アルバ コエルレア オクラータ' (Tulipa humilis 'Alba Coerulea Oculata')は数を減らしながらも2シーズン目まで花を楽しめたのですが、3シーズン目の今年は蕾が1つ上がったものの綺麗に開かないまま終わってしまいました。
別の場所に植えた球根は1シーズン咲いただけで、今期は葉すら出ませんでした。他には無いクールな花色で気に入っていただけに残念です。夏眠前に栄養を貯めて貰うため、昨シーズンはブドウ糖+液肥の葉面散布を行っていたのですが、高価な球根であるだけに経年栽培の難易度は高いようです。