挿し木の経過
挿し木して5週間ほどで、スリット鉢のスリットから根が見えるようになりました。5本の穂木のうち1本は根が少なかったので挿し木を続け、十分に発根した4鉢を10.5cmスリット鉢に鉢上げしました。
残りの1本も6月上旬には根が増えたので鉢上げし、挿し木成功率は100%になりました。
バラの挿し木は、湿度が高い梅雨時期と休眠期の冬が一般的に適期とされているようですが、思い立った時に行った初挑戦で挿し木に成功し、原種の強さを感じました。
6月中旬にはシュートが伸びてきました。少し前から化成肥料を数粒撒いています。
7月中旬頃から、バラの家の「根を育てる肥料」を規定量与え、「ローズニーム」を1~2週間に一回程度スプレーしています。*1
7月下旬ぐらいから黒星病と思われる下葉の褐変・葉枯れが出てきました。鉢の置き場所は軒下ですが、多少雨掛かりがあります。
古い枝から黒星病が広がったように思われたので古枝をカットしました。
黒星病と思われる症状は残っていますが、8月下旬に入り長いものでは50cm程度にシュートが伸びました。
挿し木でクローンなので当然ですが、新しいシュートもすべてトゲなしです。
実生の経過
4月下旬頃に播種し、6月1日には最初の発芽を確認しました。
手元の本やネットで見つかるバラの双葉の画像では鋸歯は無いようですが、双葉に鋸歯があるのはテリハノイバラの特徴なのでしょうか?
30~40粒程度を撒いて、発芽したのは4本なので発芽率は10%程度だと思われます。
播種用のバラの実収穫適期は秋、播き時は冬が適期とされていますが、春になって干からびた実から取った種なので、発芽を見れただけでも御の字です。
2号スリットにポット上げ後、1週間程度の状態です。
だいぶバラらしくなってきました。
気になるトゲの有無ですが、育ちの良い2株にはトゲがあるようです。これらの実生株が本当にトゲありか、トゲなしか、もうしばらく成長を見守りたいと思います。
トゲなしテリハノイバラ(その1)の記事はこちら ↓
*1:’スノーグース’、’ブリーズパルファン’のために購入・施用したついで