暑い日が続いたため、水を打とうと庭に出たところ、南の庭のヤブツバキの葉が変色し、レース状に食害されているのに気が付きました。
このやられ方はチャドクガだと思い、幼虫を葉ごと入れるためのポリ袋とハサミを用意し、被害葉を切り取りつつチャドクガを探しました。
1月ほど前にバラの花がら摘み用にキャッチ機能付きのハサミを買っていたのが役に立ちました。
www.saboten-miki.co.jpこれは、キャッチャーで掴みながら後ろの刃でカットするため、切った花や葉を落とさずに片手で処理することが出来ます。花がら摘みの効率が上がりますし、チャドクガに触れてしまうリスクも大幅に減ります。
食害跡だけの葉が多く、なかなか幼虫が見つかりませんでしたが、やはりいました。
幸い、孵化後間もないようでしたし、幼虫が葉裏に潜んでいたのは、この葉ともう1枚だけでした。
卵塊が葉裏に付いている葉も1枚見つけました。この卵塊は孵化済みで、卵塊の下の葉が変色して葉脈が浮き出ている部分は孵化後の幼虫の食事跡のようです。
チャドクガが恐ろしいところは、幼虫に生えている毒針毛だけでなく、抜け殻に残っている毒針毛や卵塊に親が擦り付けた毒針毛にも毒性があり、うっかり触れてしまうと酷い皮膚炎を起こしてしまうところです。
幼虫は葉ごとポリ袋に密封して処分しました。食害を受けた葉は、幼虫が付いていなくてもすべて切り取り同様に処分しました。これは次にチャドクガの被害を見つけやすくするためです。
チャドクガの発生リスクがあることは承知の上でヤブツバキを植えているので、時々葉裏をチェックしていましたが、今回はチェックが甘かったようです。卵のうちに葉ごと除去するのが一番なのですが・・・。
今日の庭の様子を少し紹介します。シラカシの株元、左からオオシマカンスゲ(黄金葉)、クサソテツ、オオバギボウシ、フユイチゴなど。右に少し見えているクロモジの葉が少し焼けてしまっていますね。
ホトトギス '青藤'が咲き始めました。昨年は8月下旬から11月下旬まで咲き続けた花期の長いホトトギスです。今年は7月中の開花で昨年よりもかなり早いですが、どの程度咲き続けてくれるのか楽しみです。
オミナエシとミソハギ。オミナエシは我が家の庭では大きくなりすぎて、暴れてしまう面もあるのですが、花に透け感があるので後ろのミソハギと絡めると良い感じです。
ユーパトリウム 'チョコレート'の白花が咲き始めました。ジュンベリーの日陰になる場所に植えているのですが、安定した銅葉の発色で頼りになります。