雑木と歩む庭

雑木の庭でのガーデニング記録

工事完了(2021年2月)

植栽工事は12月中旬に始まり、植栽を行わない西面・北面の防草シート・砕石敷きを含めて翌年2月中旬に完了しました。

東の庭

東面

フェンスは設けず、植栽を敷地の緩衝帯としました。東面は遮熱型のLow-e複層ガラスなので、日中であれば、ガラス面がマジックミラー的に反射するため、通りから室内はあまり見えません。

植えてもらった主な木は、向かって左からソヨゴ・エゴノキヤマボウシシラカシ・アカシデ・アセビヤマボウシです。エゴノキは春の花が綺麗なのですが、花殻が大量に散るので奥側に配置してもらいました。

地上の支柱は無粋なので、地下支柱にできないか造園業者さんに相談したのですが、活着を良くするために根鉢を崩してから植え付けるとのことで、地下支柱は諦めました。一方、活着不良で枯れた木はありませんでしたので根鉢を崩して植える手法は効果があるように思います。

また、表札は借家時代に使っていた木製のものを玄関に掛けようかと思っていましたが、あまりに新居に合わないため、造園業者さんのアイディアで御影石を組み合わせた標柱にアルミ製の表札を付けてもらいました。

東面(北から)

植栽部分以外は径10-20cm程度の石をランダムに並べているだけなので、自分で簡単に配置を換えることができます。

南の庭

南面(玄関前)

玄関ポーチ前にアオダモ、向かって左にコナラ、手前の支柱付きの木がヤマザクラ、その左がイロハモミジです。

また、駐車場と玄関ポーチの間は御影石敷きの目地にタマリュウ、景石は県内産の火山岩、植栽の無い部分は花崗岩系の砂利敷きです。

リビング掃き出し窓の前には濡れ縁を作ってもらいました。耐久性を考えればハードウッドか樹脂製が一般的ですが、造園業者さんの提案でタンモクウッド製です。杉材を高温処理したもので、杉材の柔らかい肌触りを残しながら耐久性が高いとのことで気に入っています。

南面(玄関から奥)

ブロック塀前の主な木は向かって左からイロハモミジ・ヤマザクラ・ソヨゴ・アオダモヤブツバキです。イロハモミジは境界に近く、ヤマザクラの成長を抑える意味でもヤマザクラと根鉢を接するぐらいの場所に植えてほしかったのですが、すでに根鉢を崩していたため変更はできませんでした。

南側にフェンスを建てるか悩んだところですが、現在居住者のいない南側隣家の差し掛け*1が敷地ギリギリに建っており、こちらからフェンスを建てるとお隣の外構メンテナンスが困難になりそうだったため、当面は現状のまま様子を見ることにしました。

南面(リビング前から)

ブロック塀前、向かって左からハイノキ・ブルーベリー・カラタネオガタマ・ブルーベリー・ジュンベリーです。手前はイロハモミジです。

イロハモミジの向かって左2本の株は斜めに寝ていて、作庭当初は庭を歩く際に頭をぶつけそうな状況でした。株数が多かったので切ってしまおうかとも思いましたが、寄せ株*2の場合、植栽後活着が悪いと枯れる株が出ることがあるので、1年間様子を見ることにしました。なるべく斜めの株に日が当たって株が上を向くよう剪定したこともあってか、斜めだった株が立ち上がり、この株は切らずにすんでいます。

カラタネオガタマはエアコン室外機の正面であったため、冬の冷たいエアコン排気でこの年のうちに枯れてしまいました*3

南面(敷地奥から)

家側手前から、アカシデ・イロハモミジです。アカシデの右奥に見えるジュンベリーは砂利面とほぼ同じレベルの低い植え方になっています。基本的に高植えにしてもらうようお願いしたのですが、この木は低くなってしまいました。その後、草花を入れるためジュンベリーの奥側に土を入れたのですが、株元が埋まらないように注意をしています。

左の鉢植えはレモン璃の香*4です。早く収穫したくて高価な大苗をネットで買ったのですが、管理が悪いせいか2年経っても全く実が付いていません。

 

*1:下屋・ストックヤードの山口方言

*2:複数の苗をまとめて株立ちに仕立てた木

*3:造園業者さんは室外機の前でも距離があるので大丈夫との見解でした。我が家ではエアコンを24H連続運転に近い使い方をしていますので、その影響かも知れません。

*4:農研機構が開発した新品種。耐病性が高く、実が大きく、酸味がまろやかとのこと。