雑木と歩む庭

雑木の庭でのガーデニング記録

アルミ製プランツタグの自作

庭に植えた植物は表計算ソフトに記録していることもあり、今のところ何処に何を植えたか頭に入っているつもりです。しかし、冬に地上部が枯れてしまうものは細かい場所が分からなくなってしまい、他の植物を植える際など、うっかり掘り起こしてしまう可能性があるので、タグが必要になります。

今までは販売時の苗に付いているタグを挿していたのですが、やはり目立ち過ぎるので他のタグに変えたくなりました。しかし、安価な白いプラスチック製タグでは物足りないし、かといっておしゃれなタグは結構なお値段なので、自作してみることにしました。

材料はホームセンターで売っている厚さ0.5mm、100×300mmのアルミニウム板です。

そのままではピカピカ光ってしまうし、ペンの乗りも悪そうなので、まず表面をヘアライン風に荒らします。面ファスナーで紙ヤスリをセットできるアダプターをインパクトドライバーに取り付け、表面に傷を付けました。

ギザ歯の万能バサミでアルミ板を15mm×100mmの短冊に切り、片方の端を土に挿しやすいよう斜めにカットしました。ギザ歯の場合、カット面は鋭利にならないので、カット面にヤスリがけをしなくても手を切る心配はありません。

厚さ0.3mmのアルミ板でも作ってみました。カットは0.5mmより楽ですが、土に挿す際に曲がりやすいので、0.5mmがちょうど良いと思います。

表面を紙ヤスリで荒らしただけでは質感が足りないと感じたので、表面に皮膜処理を施すことにしました。アルミ鍋に酸化皮膜を作る方法として、米のとぎ汁で煮出す方法がネットで紹介されていたので、それを参考に米のとぎ汁とほうじ茶で20分ほど煮出してみました。

重ねたタグのうち、上が皮膜処理したもの、下が未処理のものです。写真ではわかりにくいですが、皮膜処理した方がよりマットな質感になっていると思います。ただ、遠目で見ると差は微妙ですし、庭に挿していれば経年で同じような質感になるかも知れません。

オオバギボウシ Hosta sieboldiana

植物名は黒色油性マーカーで記入しました。書き損じた場合は消毒用エタノールで簡単に消すことができます。

下手な字で恥ずかしいこともあり、見栄を張ってタグの表は学名/英名表記にしています。もちろん学名を忘れても困らないよう、裏には和名も記載しています。

アルミ板は0.5mm厚のものが1枚260円ほどだったので、材料費はタグ1枚あたり13円程度です。安価なプラ製よりは高くなりましたが、おしゃれな市販品よりは安くできたので、個人的には満足しています。